軟水と硬水、日本酒に適する水

洋酒の醸造地域と比べれば、日本の水は軟水に属し、日本酒造りに適した水です。硬水とはカルシウムイオンとマグネシウムイオンを多く含む水で、それを含まないのが軟水です。鉄分を多く含まない軟水が日本酒に適している訳です。
灘の地下水は今でももっとも適していて西宮の水(宮水)、みやみずと呼ばれています。宮水は、地下の貝殻の層で、鉄分を濾過されてしまい、鉄分がほとんどない良質の水になるようです。
日本酒の80%が水でできてます。水のよしあしは大きく品質に影響します。ですが、最近は酒蔵の環境も変わり、水の質も悪くなってきているようです。簡単には引っ越しもできず辛いところですね。