東北出張

今週は雪の降る中、仙台と山形へ出張。山形新幹線で福島から米沢へ入る峠、どんよりとした空と雪。この風景から、以前読んだ上杉鷹山の米沢へ初めて入った時のエピソードを思い出します。
膨大な借金と腐れきった藩に改革をもたらすため、米沢へ来た若い藩主が、雪と峠の厳しい中、なにが自分にできるのかを考えたとき、自信がなくなってしまう。手元の火鉢の灰のような米沢藩を立て直せるはずがない、そんな思いの時、灰をさわっていると、灰の奥から小さな火種が見つかる、こんな灰の中、なにもないと思っていたのに、火種はその中にまだある。まだ灰の米沢でも、火種が燃えているかもしれない、そこで新たに思い直し、有名な改革につながってくるのです。
この峠を新幹線で通りながら、自分には火種を見つけることができるのかどうか、自問自答してしまいますね。#しんみり(笑)