精米 蔵巡りより

これが精米機です。1千万はしますね。通常多いのは米を契約農家から買い、数件の蔵で精米機をシェアするか、精米済みの山田錦などを買うかですが、この蔵は自田んぼで酒造米を造り、自分で精米もしてしまいます。珍しいですね。さらに扁平精米を実施しているとのこと、さらに驚きです。扁平精米とは、有名な蔵は、山廃で有名な福島の大七酒造ですが、扁平だと精米歩合がわかりません。通常米を削れば、ボール状になり、米の楕円系からもったいない部分も削れてしまいます。扁平とは米の形そのもののまま、削っていく難しい削り方です。以前から扁平とはどう削るのか興味があったのですが、時間をかけて、米のとんがりから周りを丁寧にズレない
ように削っていくそうです。こんな器用なこと、機械でやっちゃうわけですね。この精米機を見ただけで、貴重な経験です。